3月例会を開催しました
皆さん、こんにちは。
昨日、福岡豊歯会の3月例会を開催しました。
今回のテーマは今話題の「AI(人工知能)」。
歯科医療の現場にAIをどう取り入れ、どのような価値を患者さまに提供していくべきか、非常に熱い議論が交わされました。
今回の例会では、和田先生・千手先生の2名による大変興味深いご発表がありました。
1. AIの「現在地」を知り、正しく向き合う
和田裕彰先生からは、「AI時代の歯科医療:診断と歯科医師の価値」というテーマでお話がありました。
先生が自らパノラマX線写真をAIに学習させて見えてきた「限界」と「未来」について、非常にリアルなデータが示されました。
印象的だったのは、AIの診断精度は現時点では「専門医」には及ばないという点でした。
AIはあくまで過去のデータのパターン処理であり、目の前の患者さまの背景(文脈)を読み取って最適解を出すのは、やはり私たち歯科医師の役割です。
「AIを過大評価も過小評価もせず、第2の目として賢く組み合わせる道具にする」という視点は、これからの臨床において非常に重要だと感じました。
2. 歯科医院の「効率化」と「DX」の具体策
続いて、千手成久先生からは「プログラミング素人の歯科医師によるAI活用術」として、明日からでも使える実践的な内容が共有されました。
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スライド作成の変革: 構成やデザインの細分化にAIを使い、思考を整理する。
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経費削減の視点: 業者任せにせず、AIを使って自分で管理できるシステム(HP保守や勤怠管理など)を見極める。
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受付業務のあり方: 「人にしかできない仕事」に集中するために、デジタルサイネージや予約システムをどう活用するか。
「AIを使えば専門知識がなくても管理ができる」という前向きなメッセージは、スタッフの働き方や、より良い患者サービスを考える上で大きなヒントになりました。
今回の例会を通じて再確認したのは、歯科医師という職業でもAIを無視できない時代がやってきていること。
それと、AIをどのように使うかがポイントだということです。
学んだ知見を、これからの診療や医院運営にしっかりと還元してまいりたいと思います。