福岡豊歯会|歯科臨床について症例発表を中心に活動するスタディグループ

「自己の再評価と研鑽を通して、心ある歯科医療を行うこと」を基本理念に活動しています

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活動ブログ

4月例会を開催しました

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昨日、福岡豊歯会の例会が開催されました。
 

まず最初に、福岡市東区でご開業されている武井先生より、「Google口コミへの対応」についてご発表いただきました。
近年、Googleの口コミは患者さんの医院選びに大きな影響を与える一方で、その評価には賛否があり、時に不当と思われる内容に対してどのように対応すべきか悩む場面も少なくありません。

今回のご発表では、実際の事例を交えながら、具体的な対応方法や考え方について大変分かりやすくお話しいただき、日々の診療において非常に参考となる内容でした。
 

続いて、福岡市東区で開業されている小川先生より、「ガミースマイル」についての発表が行われました。
ガミースマイルとは、笑った際に歯ぐきが多く見える状態を指し、審美的なお悩みとして一定数の患者さんが抱えている問題です。

発表では、矯正治療、クラウンレングスニング、リップリポジショニング手術といった複数のアプローチについて整理され、それぞれの適応や特徴について詳しく解説されました。
原因が多岐にわたるガミースマイルに対して、適切な診断と治療選択の重要性が改めて認識される内容となりました。
 

例会後の懇親会では、日常臨床の工夫や会の今後についてなど、さまざまな話題で大いに盛り上がり、有意義な交流の時間となりました。

 

今後も福岡豊歯会では、日々の臨床に活かせる学びと、会員同士の交流を深めてまいります。
ご興味のある先生は、ぜひお気軽にご連絡ください。

2026年04月23日 11:35

3月例会を開催しました

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皆さん、こんにちは。

昨日、福岡豊歯会の3月例会を開催しました。
 

今回のテーマは今話題の「AI(人工知能)」。
歯科医療の現場にAIをどう取り入れ、どのような価値を患者さまに提供していくべきか、非常に熱い議論が交わされました。

今回の例会では、和田先生・千手先生の2名による大変興味深いご発表がありました。

1. AIの「現在地」を知り、正しく向き合う

和田裕彰先生からは、「AI時代の歯科医療:診断と歯科医師の価値」というテーマでお話がありました。
先生が自らパノラマX線写真をAIに学習させて見えてきた「限界」と「未来」について、非常にリアルなデータが示されました。

印象的だったのは、AIの診断精度は現時点では「専門医」には及ばないという点でした。
AIはあくまで過去のデータのパターン処理であり、目の前の患者さまの背景(文脈)を読み取って最適解を出すのは、やはり私たち歯科医師の役割です。
「AIを過大評価も過小評価もせず、第2の目として賢く組み合わせる道具にする」という視点は、これからの臨床において非常に重要だと感じました。

2. 歯科医院の「効率化」と「DX」の具体策

続いて、千手成久先生からは「プログラミング素人の歯科医師によるAI活用術」として、明日からでも使える実践的な内容が共有されました。

  • スライド作成の変革: 構成やデザインの細分化にAIを使い、思考を整理する。

  • 経費削減の視点: 業者任せにせず、AIを使って自分で管理できるシステム(HP保守や勤怠管理など)を見極める。

  • 受付業務のあり方: 「人にしかできない仕事」に集中するために、デジタルサイネージや予約システムをどう活用するか。

「AIを使えば専門知識がなくても管理ができる」という前向きなメッセージは、スタッフの働き方や、より良い患者サービスを考える上で大きなヒントになりました。

 

今回の例会を通じて再確認したのは、歯科医師という職業でもAIを無視できない時代がやってきていること。

それと、AIをどのように使うかがポイントだということです。

 

学んだ知見を、これからの診療や医院運営にしっかりと還元してまいりたいと思います。

2026年03月26日 21:03

2月例会を開催しました。

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皆さん、こんにちは。

2月例会では、大串奈津貴先生に「犬歯の成立可能性を指標とした抜歯・非抜歯の選択基準」というテーマでご講演いただきました。

講演では、歯列矯正を行う際の最も悩ましいポイントの一つである「抜歯矯正か?非抜歯矯正か??」という部分を細やかに説明いただきました。

 

講演内では、抜歯矯正のメリット・デメリット、非抜歯矯正のメリット・デメリットについても整理され、単にスペースの有無で判断するのではなく、犬歯の萌出経路や歯槽骨、顔貌、咬合を総合的に評価しながら診断する重要性が示されました。

 

抜歯か非抜歯かという選択を超えて、将来の機能と審美、長期的な安定を見据えた診断の在り方を改めて考える、大変有意義な例会となりました。

2026年02月25日 22:59

1月例会を開催しました。

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皆さま、明けましておめでとうございます。

新年1回目の例会では、福津市開業の江藤先生から
「無理のない非抜歯矯正」をテーマにした症例発表が行われました。

 

今回提示されたのは、

・乳歯列から永久歯列完成まで継続的に介入した症例

・永久歯列期から介入した症例

という、成長段階の異なる2つのアプローチです。

 

乳歯列期からの介入症例では、顎の成長や歯列の変化を丁寧に見極めながら、将来的な危険性を回避するためのマネジメントが行われていました。一方、永久歯列期からの症例では、無理に歯を動かすのではなく、歯周組織や咬合への影響を考慮しながら、現実的かつ安定した非抜歯治療が選択されていました。

 

共通して感じたのは、「非抜歯=簡単」ではなく、むしろ高い診断力と長期的視点が求められる治療だという点です。成長、咬合、歯周組織、そして患者さんの負担。それらを総合的に考えたうえでの「無理のない選択」が、症例の随所から伝わってきました。

 

豊歯会らしく、テクニックだけでなく考え方そのものを学ぶ時間となり、非常に実りある例会となりました。

2026年01月28日 23:02

2025年忘年会を開催しました。

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あっという間に一年が過ぎ、今年も豊歯会の忘年会を迎えることができました。
毎年この時期になると、「今年もよく学び、よく笑ったな」と自然と振り返りたくなります。

今年のスタートを印象づけたのは、3月の特別講演でした。
越智先生をお招きし、「マウスピース矯正」をテーマにご講演いただき、臨床に直結する多くの学びを得ることができました。
日常診療を見直すきっかけにもなり、会としても大きな刺激を受けた時間だったと思います。

6月には持ち出し例会で熊本へ。
年齢やキャリアの垣根を越えて、ゴルフと懇親会で大いに盛り上がりました。
こうした“学びの場を外に持ち出す時間”が、豊歯会らしさをより強くしてくれていると感じます。

もちろん、毎回の例会も非常に活気にあふれていました。
症例検討では真剣に、懇親の場では自然と笑顔があふれる――
「仲の良さ」も豊歯会の大きな魅力であることを、改めて実感した一年でした。

豊歯会という名前には、
「人間性の豊かな人になる」
という想いが込められています。

臨床力だけでなく、人としての在り方も磨き続ける。
その姿勢が、こうした温かい空気感につながっているのかもしれません。

来年もまた、
豊歯会らしく、臨床もプライベートも全力で楽しめる一年
にしていきたいと思います。

本年もありがとうございました。
そして来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年12月18日 10:31

11月例会を開催しました。

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皆さま、こんにちは。

豊歯会の11月例会が開催されました。

 

今回のトピックスは大串奈津貴先生による「咬合紙」についてのお話でした。

私たち歯科医師が日常的に使っている咬合紙ですが、その厚みの違いによって診断できる項目が大きく変わることを改めて学べました。

普段の臨床での使い方を見直す良い機会となりました。

 

続いて、会員発表では千手先生が「小児の乳歯カリエスへの対応」についてご講演くださいました。

小児歯科でしばしば直面する“治療の困難な小児への対応”をテーマに、サホライド(SDF)とグラスアイオノマーセメントを組み合わせたSMART法について、臨床の実際を交えながら分かりやすく解説していただきました。

低侵襲でありながら有効性が高く、小児の治療選択肢として非常に参考になる内容でした。

 

今回の例会も、明日の診療からすぐに活かせる実践的な学びが詰まっており、充実した時間となりました。

来月は、忘年会となります。

1年間を振り返りながら、会員の懇親を深めたいと思います。

2025年11月26日 23:36

10月例会を開催しました。

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10月の例会では、武井優介先生によるご発表が行われました。
テーマは「ソケットリフトを再考する」でした。

武井先生は、ITIトリートメントガイドに基づきながら、現在のエビデンスをわかりやすく整理され、臨床的判断の根拠を丁寧に解説してくださいました。特に、上顎洞底挙上術におけるリスク管理や骨造成の可否の判断基準について、実際の症例を通して学ぶことができ、大変有意義な内容でした。
日常臨床においても直面することの多いテーマであり、参加者一同、多くの示唆を得る時間となりました。

 

また、当日は山下敏生先生の入会審査も行われ、満場一致で入会が認められました。
これから豊歯会の一員としてご活躍いただけることを、心より期待しております!

2025年10月23日 22:20

9月例会を開催しました。

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皆さま、こんにちは。

豊歯会の9月例会が開催されました。
今回の発表は、福島先生深町先生


福島先生からは「USAG-1による歯の再生について」のお話がありました。
再生医療の分野は日進月歩であり、歯の再生という夢のようなテーマも少しずつ現実味を帯びてきています。
基礎研究の成果を臨床にどう活かしていけるのか、私たち臨床家にとっても大きな関心を呼ぶ内容でした。
 

続いて、深町先生からは「TADsを用いた矯正治療」についての発表。
TADs(矯正用アンカースクリュー)は今や矯正治療に欠かせない選択肢の一つであり、その臨床応用について具体的な症例を交えながら解説いただきました。
特に難症例への適応や実際のトラブルシューティングについても触れられ、実臨床に直結する非常に有意義な発表でした。

 

来月は、大串先生と武井先生の発表となっております。
豊歯会で得た知識を、明日からの診療に活かしていきたいと思います。

2025年09月24日 21:58

8月例会を開催しました。

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皆さん、こんにちは。
8月27日に、8月例会が開催されました。

今回の発表は、布巻先生による「咬合再構成におけるデジタル活用の可能性」というテーマでした


全顎的な治療を行う際に、デジタル技術をどのように取り入れるかについて、実際の症例を交えながらご講演いただきました。

近年は口腔内スキャナーやCAD/CAM、咬合分析ソフトなどの進歩により、

  • 診断や治療計画の可視化

  • 精度の高い補綴物設計

  • 治療の効率化

といった点で大きな変化が生まれています。
布巻先生は、従来のアナログ手法と比較しながら、デジタルの強みを分かりやすく解説してくださいました。
 

会場からも多くの質問が寄せられ、ディスカッションもとても活発に盛り上がりました。
「どのようにデジタルを日常臨床に落とし込むか」というテーマは、会員の先生方にとって大きな関心事であることを改めて感じました。

今回のご講演を通して、デジタルとアナログの融合が今後の全顎治療の鍵となることを強く実感しました。

布巻先生、貴重なお話をありがとうございました。

2025年08月30日 16:27

7月例会が開催されました。

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7月23日(水)19時30分より、福岡県歯科医師会館 中ホールにて、福岡豊歯会の7月例会を開催いたしました。

今月は、入会審査と例会発表の二本立てで行われ、蒸し暑い中にも関わらず、多くの会員が参加され、活発な意見交換がなされました。

 

入会審査

まず初めに、和田 裕彰先生の入会審査が行われました。
和田先生のご経歴や根管治療症例のプレゼンテーションから、臨床への姿勢などが共有され、豊歯会の新たな仲間として、今後の活躍が期待される内容となりました。

 

例会発表

続いて、岡本 高太郎先生による例会発表が行われました。
演題は「マイオブレイス治療における顔貌変化」でした。

本発表では、マイオブレオス装置を用いた症例を通じて、顔貌への影響や治療経過の詳細がわかりやすく提示され、実際の臨床での評価方法についても多くの示唆がありました。

特に、顔貌変化をどのように診断・記録し、治療の評価に活かすかといった点では、参加者からも高い関心が寄せられました。

座長は引き続き深町 太伊地先生が務め、質疑応答では臨床現場ならではの鋭い視点が飛び交いました。

 

今回も、日々の臨床に直結する学びの多い時間となり、参加者同士の交流を通じて、新たな知見を共有することができました!

 

また懇親会では、ささやかながらベテランの脇本先生の古希のお祝いをすることができました。
まだまだ豊歯会と関わって欲しいという会員からの想いが溢れた懇親会になりました。
 

2025年07月24日 10:53
開催日程 毎月第4水曜日
時間 19:30〜21:00
場所 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1丁目12-43
福岡県歯科医師会館

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